マンションリノベーションで起こりがちな後悔と対策とは？

マンションを購入してリノベーションをしよう、と思って調べている方は多いと思います。しかし、様々な情報を調べていると「マンションリノベーションで後悔…」といった情報を見かけることもあるのではないでしょうか。

そこで今回は、後悔したと感じる原因と対策についてご紹介します。住み始めてから後悔することがないように、これから中古マンションのリノベーションを考えている方は参考にしてみてくださいね。

マンションリノベーションで起こりがちな後悔

まずはマンションリノベーションでよくある後悔をご紹介します。

リノベーションできない部分があった

マンションには管理規約というものがあります。管理規約によって、リノベーションできる箇所・できない箇所やその条件などが決められています。例えば、キッチンの移動が制限されていたり、内装や床材の素材が限定されていたりします。そのため、管理規約の確認が不十分だと、中古マンションを購入してから、やりたいことができなかったということになりかねないのです。

大幅な予算オーバー

リノベーションで実現したいことがたくさんあり、デザインや設備にこだわりすぎてしまい、大幅に予算オーバーしてしまい後悔…ということもあります。またリノベーションでは工事を開始してから、やむ得ない工事が追加で必要となる場合もあります。せっかくのリノベーションなのに、予算オーバーで支払いが生活を圧迫することがないようにしなければなりません。そのため、マンションの購入費用、リノベーション費用に加えて、予備費も準備しておくことが大切です。

新耐震基準を満たしていなかった

中古マンションの価格や条件が良かったから購入したものの、後から新耐震基準を満たしていなかったことに気づいて後悔、というケースもあります。1981年の新耐震基準が制定される前に建築されたマンションは旧耐震基準で建てられているため、その場合にはマンションを購入したものの耐震性が心配で安心して暮らせなくなってしまいます。

配管などの設備の不具合や老朽化

築年数が経過しているマンションでは、配管などの設備が老朽化していて、住んでから水漏れなどのトラブルが発生することがあります。配管は見えない箇所なので見落としてしまいがちな箇所です。また工事を始めてから老朽化に気づいて、追加の工事費用が発生することになる場合もあるので、設備やマンションの修繕状態なども確認しておくことが大切です。

修繕積立金が高かった

マンションの購入価格が安くて購入してしまったところ修繕積立金が高くて後悔、といったこともあります。マンションは築年数が経過するにつれて修繕箇所が増えてしまうため、修繕積立金も高くなることが考えられます。マンションを購入する際には、修繕積立金なども確認しておかなければ、毎月の支出にかかる負担が大きくなってしまうので注意が必要です。

騒音やご近所トラブルなど

住んでみてから、騒音などに悩まされて後悔することもあります。例えば、夜中に生活音がうるさかったり、マンション周辺の治安が悪かったりすることがあります。とはいえ、こういったことはマンション購入時にはどうしてもわからないものですが、購入前に可能な範囲で不動産会社に聞いてみたり、日中と夕方など時間を変えて内見してみたりすると良いでしょう。

リノベーションで後悔しないための対策

ここまでリノベーションでよくある後悔についてご紹介しましたが、せっかく中古マンションを購入してリノベーションするのに失敗はしたくないですよね。ではここからは、後悔しないための対策をご紹介していきます。

管理規約と構造を確認

マンションのリノベーションにおいて、管理規約とマンションの構造を確認しておくことはとても大切です。これらはリノベーションできる範囲や条件などに関わるため、マンション購入前に確認しておきましょう。

管理規約は、マンションによって異なります。そのため「他のマンションで〇〇できるから、こっちのマンションでも問題ないだろう」と思って確認しないと、理想のリノベーションができなくて後悔することにつながってしまうので必ず確認しましょう。

マンションの構造は、壁式構造またはラーメン構造のどちらかです。どちらの構造かによって、壁の撤去や間取り変更などに影響してくるので、どのようなリノベーションをしたいかによって構造の確認も忘れないことが大切です。

修繕計画の状況

マンションを購入する際には、修繕の状況や計画、積立金の方式なども忘れずに確認しておきましょう。修繕積立金によって毎月の支払い額が変わります。またこれまで適切に修繕が行われているかといったこれまでの状況とこれからの計画などを確認しておくことで将来必要な費用などの目処を把握することができます。

新耐震基準を満たしているか

マンションを購入する時に、築年数は必ずチェックすると思いますが、耐震基準も必ず確認しておく必要があります。先ほどお伝えしたように、耐震基準には旧耐震基準と新耐震基準があります。築40年前後のマンションでは旧耐震基準で建てられている可能性があるため、マンション購入前に不動産会社や売主に確認するようにしましょう。

リノベーションプランの検討

理想のリノベーションを実現するためには、どんなリノベーションにしたいか具体的にしておくことが大切です。そうすることで、予算をかけるところと絞れるところもわかるため、予算内で納得できるリノベーションを実現しやすくなります。また、リノベーションにおいての優先順位を決めておくこともプランを検討するうえでとても大切です。やりたいことを全て実現しようと思うと、想像以上に費用がかかってしまうことがあるため、優先順位をつけて必要なプラン・オプションなどを判断するようにしましょう。

複数回内見する

日当たりや周辺環境などで後悔しないためには、複数回内見することもポイントです。その際には、午前と夕方など時間を変えたり、平日と土日など曜日を変えたりして内見することがおすすめです。そうすることで実際に生活した時の様子をイメージしやすく、周辺環境や治安なども確認することができます。また気になることは不動産会社などに聞いてみるようにしましょう。

まとめ

マンションリノベーションでよく起こりがちな後悔と対策をご紹介しました。中古マンションを購入してから後悔することがないように事前に細かいところまで確認するようにしましょう。またわからないところなどは不動産会社に確認して、実際にリノベーションを行う際にはしっかりと業者と相談・確認しながら進めることが大切です。

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